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◆瓦礫を活用し本物の森をつくり防波堤を築く方法 [動画書き起し]


考・震災 ~森の力~ 2012.2/26 (13分)


そして今、この樹木や森が持つ驚くべき力を活かして、被災地の復興に役立てようとしている人がいます。
世界各地の森林を調べ、これまでに4千万本の木を植えてきた植物生態学者の宮脇昭さんです。

宮脇 「火事にも地震にも台風にも津波にも耐えて、今まで生き延びてきた故郷の木による本物の森。
森を支える、何を植えてもいいんじゃない」

― 土地本来の樹木による本物の森を育てて防波堤を作る「森の防波堤プロジェクト」
東北の沿岸300kmに、森の防波堤を築こうというのです。
しかも宮脇さんには一石二鳥ともいうべき、ある狙いがあったのです。
「森の防波堤」を築くという宮脇さん、そのもうひとつの狙いとは…




2月にサンデーモーニングで取り上げられた「森の防潮堤プロジェクト」の動画の文字書き起こしです。
(書き起こし本文は「続きを読む」以下から)

昨年の秋からずっと、原発事故があった周辺地域から物を持ち出して、
わざわざ遠くで燃やして埋めるのはおかしいでしょうと言い続けてきました。

でも、10ヶ月近く経ったのにもかかわらず、一般の人の賛同を得られないのはなぜなのか、
このところずっと考えています。
放射能汚染の少ない地域の大気や土壌に、放射性物質や有害物質をばら撒いてはいけないという
当たり前のことがなぜ一般の人に伝わらないのだろうかと。

もしかして、今までの伝え方では一般の人々の心には響かないのではないかと、
最近思うようになりました。
がれきに反対する人が過激でおかしな人々であるかのような、政府やマスコミの印象操作のせいだけではなく
何かが足りないのではないかと感じています。
そのヒントが見つかればと、今回書き起こしをしてみました。

私自身、震災前後の一時期ネットをお休みしていたために、
東京に滞在していた3月15.16日に放射性物質が降下していたことと、
3号機の爆発できのこ雲が出ていたのを知ったのは、8月末か9月始めごろでした。
春頃からの体調不良の理由がわかって、そのときは呆然としました。
だから、ネットをやっていない人が、どれだけ情報がないかというのもわかります。
いきなりホットパーティクルとか、フォールアウトとか言われてもわかりません。

がれきを現地で活用する「森の防潮堤プロジェクト」なら、推進派の思惑で分断されることなく、
情報のない人たちにも、がれきは燃やさないほうがよいことや、
がれきが足りないことを伝える、そのきっかけになるのではないかと考えています。

もちろん南東北や関東の土壌や食品での被曝の問題は残ります。
それでも、がれきの問題に関心を持ってもらえるきっかけになり、
広域処理を止めて汚染の少ない地域を守り、食料や子供達の保養地を提供できるならと思っています。


[VTR]
ナレーション橋谷能理子アナウンサー 
出演:宮脇昭 横浜大学名誉教授・カキ生産者 畠山重篤氏(以下敬称略)

― 壊滅的な打撃を受けた被災地、その爪跡の中に復興へのヒントが隠れていました。

東北関東地方を襲った東日本大震災。
大津波は家屋ばかりか、分厚い防潮堤までも無残ながれきにしてしまいました。
三陸海岸を美しく彩ってきた海岸沿いの松林も、幹は折れ、木は根こそぎ倒されました。

ところが被災地の姿をよく見ると…
宮城県南三陸町、被災地の中でも特に被害が大きかった地域のひとつですが、
その一角には一本の樹木が生き残っていました。タブノキです。
さらに宮城県多賀城市のショッピングセンターのそばにある、植林された木々も無事でした。

実は生き残った樹木のほとんどが、その土地に元々あった種類の常緑広葉樹です。
こうした樹木による森は、中心となる木が地中深くにまっすぐ根を張り
多くの種類の木々が支え遭うように成長するため、風雨や津波などにも強いという長所があります。

一方、松は常に緑の葉をつけ枝ぶりも美しいことから、
白砂青松の美観が喜ばれ、防災林として各地に植えられました。
しかし松などの針葉樹は根が浅く津波には耐えられなかったのです。

古代からの自然の姿を伝え、その土地が育んできた森を「鎮守の森」として崇め、知恵としてきた日本人。
その森の力は、ここ百年の歴史の中でも確かめることができます。

1923年の関東大震災。この時、岩崎庭園には猛火に迫られた2万人もの人が避難、
園内に植えられていたタブノキ、カシなどの樹木が炎に立ちふさがり、死者を出さずにすんだと言われます。
また広島に原爆が投下された際は、その猛烈な熱と爆風にもかかわらず
爆心地からおよそ2km足らずの場所にあるタブノキが生き残りました。
さらに、阪神淡路大震災でも土地本来の木々が、
火災の拡大を食い止める「火防木(ひぶせぎ)」の役割を果たしたといいます。

そして今、この樹木や森が持つ驚くべき力を活かして、被災地の復興に役立てようとしている人がいます。
世界各地の森林を調べ、これまでに4千万本の木を植えてきた植物生態学者の宮脇昭さんです。

宮脇 「火事にも地震にも台風にも津波にも耐えて、今まで生き延びてきた故郷の木による本物の森。
森を支える、何を植えてもいいんじゃない」

― 土地本来の樹木による本物の森を育てて防波堤を作る「森の防波堤プロジェクト」
東北の沿岸300kmに、森の防波堤を築こうというのです。
しかも宮脇さんには一石二鳥ともいうべき、ある狙いがあったのです。
「森の防波堤」を築くという宮脇さん、そのもうひとつの狙いとは…

宮脇 「(災害)廃棄物という名前の地球資源がありますから、これは焼かない、捨てない

― 大震災で大量に発生した震災がれきの利用。
がれきを砕き、土と混ぜて小山を作りそこに木を植えるのです。
単なる土よりもがれきを混ぜた土壌のほうが隙間があり、樹木の生育には都合がいいといいます。
強固な防潮林を築くと同時にがれきを資源として有効に活用する、まさに一石二鳥です。

植林して2.3年は草取りが必要ですが、その後は自然に成長し15年から20年で豊かな森になります。
成長した木々は深く根を張り、がれきを抱え込んで大地を押さえるため津波にも強いといいます。
すでに宮城県岩沼市、岩手県大槌町などが前向きに検討、植林による被災地再生の動きは
広がりを見せています。

そんな中、今月(2月)9日、国連森林フォーラムという組織が、「フォレストヒーローズ」
つまり、"森のヒーロー達"の1人に宮城県気仙沼市で牡蠣の養殖に励む畠山重篤さんを選出しました。

かつて海が汚れ牡蠣が獲れなくなった時、海は川の上流で育てられていると気づいた畠山さん、
それ以降、20年をかけて植林し海をよみがえらせました。
その畠山さん、3.11の大震災では深刻な被害を受けました。

畠山 「海辺から生き物の姿が全部消えてしまいました。
しかしどうでょう、1ヵ月位しましたら海に魚達の姿がまた戻ってきました。
以前にも増して海は豊かになっています。
なぜかと言いますと、そこに流れ込んでいる川と背景の森林がしっかりしていたからです。

― 自然に生かされる日本人、その原点がそこに見えます。

宮脇 「人間はどんなに科学技術を発達させても、この地球に生かされている限り、
土地本来の本物の故郷の木による故郷の寄生虫の立場でしか生きていけない。
その当たり前のことをつい忘れて、まだ足りない、まだ足りないとあくせくしている間に、
一番大事な2万人近くの人の命を(震災で)一瞬に失ったんです。
亡くなった方の魂をうやまい、生き残った方が日本の伝統的な"鎮守の森"のノウハウと一緒にしながら、
未来志向で"いのちの森"を作っていただきたい」

[スタジオ]

関口宏 「がれきの処理に困ってるわけだからね。これは一石二鳥だね」
橋谷アナ 「すごいアイデアですよね」
岸井成格 「ただ、法律がだめなんです。ああいう発想が法律にないんです。
がれきはゴミなんです。だから焼かなきゃいけないことになっているんです

関口 「何を馬鹿なこと言ってる」
岸井 「だから行政ってそっから始まっちゃうから」
関口 「なんでそんな馬鹿なこと言ってるんだろうね」
岸井 「そこを発想を変えてやってくれって言って」
関口 「それをやったほうがいい、早く。浅井さんどう思いますか?」

浅井信夫 「VTRの中にもありましたけど、阪神淡路大震災でもですね、木一本あったために
隣まで来た火災が自分のところにまで延焼しなかったという例があったんですね。
でも、やっぱりこの東北の震災からはですね。
阪神淡路大震災以上に学ぶべき教訓がものすごくたくさんあるような気がしますね。
そのやはり、土と地下の、根っこが地下に張っていってですね、その力がやっぱり海との関係とかですね、
そのところにいろんな機能を発揮しているというですね。
さらに、森から来てるエサがですね、海を豊かにしてくなんてこういうのがですね、
あの神戸の震災のころに誰も考えなかったことですね。ずいぶん学ぶことがあると思いますよね」

田中秀征 「地方とか農村とか自然というものが、見えないところでね、
どんどん重要な役割を果たしてきているかということだと思うんですけども、
TPPに前のめりな人にはよく考えてやってもらいたいと、思いますね。
地方とか農村てのは最後に帰るところというか、最後に世の中を支えてる土台ですからね。

それをこういうことでしっかり認識して取り組んでもらいたいと、そういうことですね」

大家映子 「あの、宮脇先生も畠山さんも、私ずいぶん昔から存じ上げてるんですけど、
宮脇先生はホントにその『緑色にすればいいってもんじゃないと、木を植えるってのは
ホント地元のものじゃなくちゃだめです』と地を這うようにして研究なさってて、
畠山さんは牡蠣をやってて、海が荒れて一生懸命海のことを考えてるけど
実は山、森が荒れてるから海が荒れてるんだと。で、杉の木を植えましたよね、日本は戦後必要だからって。
ところが輸入材料のほうが安いっていうんで放置されて、光も通らないしって荒れてしまったんですよね。
今、畠山さんは杉を伐採して家を建てようと、地元に。それこそこれも一石二鳥なんですよね」
関口 「スギ花粉だって少しは納まるだろうし」
大家 「やっぱりだから地元っていうかね、畠山さんの底力みたいなもの。海はみんな、あの辺の人たち、
みんな海大好きですよね。あれだけのものを残したけれども、でも海が好きですっていう、
その力みたいなものが私は一番のバネなんじゃないかと思います」

幸田真音 「日本人ってやっぱりあの、いいことも悪いことも自然と共存してきたなっていうのが、
長い歴史の中であると思うんですね。自然てやっぱり厳しいことも課すけれども
救いも用意してくれてるなと思うんですね。
で、これからあの、日本は少子高齢化というか人口が減ってくっていう、
だから今までどんどん増やせ、建てろっていう感じだったんですけど、それが空いてくるっていう
ダウンサイジングっていうかね、都市なんかも、都市の今後の計画なんかも、余ってくるとか
住まなくなったビルを壊したらあとどうするかとか、そういう発想になってきますので、
自然をもう少しこう取り戻すというか、共存っていうことを考える時代だなって思いますね」

中西哲生 「僕も全国、神社仏閣を回ったりするのが好きなので行くんですけど、
必ずやっぱりほとんどのとこで木と共に神社とかあるんですよね。
で、今までは今回の震災を経てもですね、神社がここにあったから残ったんだって考え方もあったんだですけど
逆にそこに常緑広葉樹があったからこそ神社が生き残ったんだって、逆のアプローチだと思うんですけど、
やっぱり日本人の素晴らしいところってのは、そういう気づきだったりとか、より深く掘り下げるところ、
特に自然に対して掘り下げるところだと思うんで、それをやっぱり今後日本はもう一度しっかりやっていくことが
日本が復活再生するための大きなポイントだと思いますね。

関口 「タブノキを中心に日本古来のその場所のね、自然の森を取り戻せと、これどうですか岸井さん」
岸井 「あの宮脇先生も畠山さんもずうっと共通して言ってるのは、こういう震災で、被災地だけじゃなくて
日本の再建ていうのは森林の再生から始まるていうね、ものすごい強い想いを持ってるんですね。
鎮守の森以来の日本の知恵で、本物の森いのちの森をどうやって再生するか、
おそらく今度の防潮林だけじゃなくて、都市にもこれからね、日本は森林が必要。
一方でものすごく日本の森はね、荒廃してきてるんですよ。
これをどうするかというのはものすごく大事なテーマなんで、ぜひ成功させたいんですよね。
それから全国の運動になって、いろんなボランティアが入ってやる。
今ね、苗木が絶対的に少ないですから、子供がどんぐり集めるところから始まるっていう、
そういうことがものすごく運動として大事なことが始まるっていう、そこが成功するといいことだと思いますね。
今ね、先ほどお役所が、『お役人はもうすぐ焼却っていうことで法律でダメだという壁がある』
って言いましたけど、それはあの、ちょっと言い足りなかったかもしれないですね。
環境省は埋めることを否定はしてない禁止もしてない、
今、なんで全国にお願いしちゃってるかと瓦礫の処理を。
ということは、焼却してください、他の地域で埋めてくださいっていう要請なんですよ。
ああいう宮脇さんのように、地元に防潮堤作るために埋めるという、
その木と土の本来の役割を考えてないっていうことですよ、そこにハードルがある。

いろんなハードルがあるんですけど、宮脇先生は『ハードルが高いほど俺はファイトが沸くんだ』
ってタイプの人だから、非常に楽しみなんですよね。みんなでやりたいな」



毎日新聞主筆の岸井成格氏は番組中、森の防潮堤プロジェクトを「ぜひ成功させたい」と言われています。
この動画を見て、続編を放送してほしいなどの意見があれば、
ぜひ下記アドレスから、意見を送ってください。

「サンデーモーニング ご意見&ネタ募集」http://www.tbs.co.jp/sunday/iken.html


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  1. 2012/08/08(水) 18:45:21|
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